火山ガスの大気拡散と防災体制の諸問題

鹿児島大学・熊本大学 噴煙火山ガス研究グループ
2015.5 rev. (08.2.11 start)

はじめに
2000年9月以来の三宅島全島避難は2005年2月にようやく解除されました。島民の永住帰島に続き、同年5月からは一般の人や観光客の受け入れが出来るようになりました。 火山ガス放出の減少はゆっくりしており、島の東部と南西部の火山ガス高濃度地区・準居住制限地区での警戒や、山の中腹より上部への立ち入り禁止があります(2008.2)。
こういう時こそ、多くの皆さんの訪問が期待されます。島の復興と発展のためにも、火山の島に行こう!(ppt-pdf) (1.7MB, SiPSE-3D)
さらに2011.3.11の東日本大震災に伴う福島原発事故による放射性物質の大気拡散に直面し、 噴煙と火山ガスの動きから、放射性物質の流れと広がり を考えることも大切です。

ここでは、
A. 三宅島の火山ガス(SO2)地表濃度はどうなっているか
B. 衛星画像で植物の傷み方を調べる
C. 三宅島火山ガス問題をどう考えるか
D. 火山ガスの大気拡散問題と防災教育のあり方
などについての発表論文や、用いたプレゼンテーションファイル(パワーボイント,ポスター)をpdfファイルの形で紹介します。
各著者の所属は発表当時のものです。
引用したホームページアドレスのうち、変わっているものは一部改訂してあります。

火山ガス関連の最近の英文報告集 (2013 added)
三宅島高濃度火山ガスに関する研究 (Sister page, Kumamoto Univ.)


A. 三宅島の火山ガス地表濃度の解析など

三宅島における火山性SO2の大気拡散(英文, pdf)
トーマス P.ブーケ・木下紀正,藤原宏章・稲葉和弘
日本火山学会2008年度秋季大会, 岩手大, 10.10-14 (英文poster-pdf)

三宅島島内火山ガス環境と植生の経年変化(pdf)
飯野直子・金柿主税・木下紀正
第27回日本自然災害学会学術講演会講演概要集, pp.35-36, 2008.9

三宅島島内火山ガス濃度と植生の経年変化(pdf)
飯野直子・木下紀正・Thomas BOUQUET・金柿主税
第8回大気環境学会九州支部研究発表会, 2008.1.25 (ppt-pdf)

三宅島と桜島の地表における二酸化硫黄高濃度事象 (-2007.10, 英文ppt-pdf)
IINO Naoko, KINOSHITA Kisei, SAKAMOTO Masaya, BOUQUET Thomas and KANAGAKI Chikara
火山都市国際会議島原大会,2007.11

三宅島島内火山ガス濃度の経年変化―2001年1月〜2006年10月― (pdf)
飯野直子・木下紀正・福原 稔・片野田洋・金柿主税
第7回大気環境学会九州支部研究発表会講演要旨集, pp.17-18, 2007. (ppt-pdf)

三宅島島内の火山ガス環境と植生 (pdf)
飯野直子・木下紀正・金柿主税・矢野利明・福原 稔
第6回大気環境学会九州支部研究発表会講演要旨集, pp.7-8,2006.1 (ppt-pdf)

B. 衛星画像で植物の傷み方を調べる

三宅島高濃度火山ガスハザードマッピング ―衛星画像による植生指数変化と八丈島高層風との関係― (pdf)
飯野直子・木下紀正
第23回日本自然災害学会学会学術講演会講演概要集, pp.111-112, 2004.9

植生指数画像による三宅島島内火山ガスハザードマップの試作 (pdf)
飯野直子・芝貴章・矢野利明・木下紀正
日本リモートセンシング学会第36回学術講演会論文集, pp.33-34, 2004.5

三宅島における高濃度火山ガス事象の地域特性(corrected, pdf)
飯野直子・木下紀正・矢野利明
自然災害科学, Vol.23, No.4, pp.505-520, 2005


C. 三宅島の火山ガス問題をどう考えるか

三宅島噴火災害と火山ガス動態研究 (pdf)
木下紀正・飯野直子・金柿主税
日本科学者会議第16回総合学術研究集会予稿集、pp.132-133、2006, (ppt-pdf)

三宅島火山ガスの動態と防災体制 (pdf)
木下紀正・飯野直子・坂本昌弥・金柿主税
「火山爆発のダイナミックス」H17年度報告書、pp.406-414、2006 (ppt)

三宅島火山ガスと帰島防災 (pdf)
浜田・木下・飯野・金柿・小山田
日本火山学会2003秋季大会講演予稿集, p.92, (ppt-pdf)


D. 火山ガスの大気拡散問題と防災教育のあり方

桜島火山噴出物の大気環境影響 (pdf, 4.8MB)
坂本昌弥・木下紀正
鹿児島県立博物館研究報告, 34(2015):49-64

桜島2013年の噴煙活動と鹿児島の大気環境 (pdf, 3.4MB)
木下紀正・坂本昌弥
2014年度地震研共同利用研究集会「火山現象のダイナミクス・素過程研究」

桜島火山ガスの挙動と防災 (pdf, 3.52MB)
坂本昌弥・木下紀正
地域政策科学研究, 鹿児島大学,Vol.11, p.1-26, 2014

2001年桜島火山ガスを教材とした気象教育 (ppt-pdf, 3.4MB)
坂本昌弥・木下紀正
日本気象学会九州支部発表会要旨集, pp.5-6, 2009.3.7 (pdf)

工場排煙・放射性物質と火山ガスの大気拡散問題 (pdf)
木下紀正・坂本昌弥
日本科学者会議第17回総合学術研究集会予稿集、2008.11.22-24、名古屋大  pp. 216-217 (ppt-pdf)

最近の桜島火山噴煙活動と火山防災マップを活用した防災教育 (pdf)
坂本昌弥・木下紀正
2006年日本火山学会秋季大会予稿集, p.106, 2006 (ppt-pdf)

桜島火山防災マップを活用した防災教育 (pdf)
坂本昌弥・木下紀正・八田明夫・森脇広
日本理科教育学会九州支部大会, 鹿児島, pp.17-20,2006

噴煙・火山ガス情報のインターネット公開と防災教育 (ppt-pdf)
坂本昌弥・金柿主税・木下紀正・飯野直子
2004年度京都大学防災研究所共同研究集会,2004.8


関連ページ

西太平洋域における火山噴煙研究 , 鹿児島大学/熊本大学 噴煙研究グループ
火山ガスの動態と密接に関連した噴煙の観測と解析

Recent reports on volcanic clouds and related works (英文報告 2003-2015)
Volcanic Cloud Research Group, Kagoshima Univ. & Kumamoto Univ.

噴煙と黄砂の発表論文置き場 (和文・英文, 2000-2002)

ノア衛星による三宅島噴煙
三宅島2000年噴火以来の2004年までの気象衛星ノアによる噴煙画像が公開されています。
2003年までの毎月の火山ガス地表濃度データの詳しい変化と、山頂高度付近の風の手がかりとしての八丈島の高層風があります。 なお、2004年になると、ノア画像で噴煙を見つけるのはかなり困難です。

火山ガスのページ
桜島と阿蘇の火山ガス研究と、それに基づく三宅島火山ガスの研究, 1997-2003

多島域フォーラム「列島火山の噴煙活動を探る」, 2002.11.9-10 (pdf 13MB)
鹿児島大学 多島圏研究センター (Now 国際島嶼教育研究センター)
南太平洋海域調査研究報告,37, 2003